Windows 10の新たな機能を活用してもらうことで、それによって、その機能を最大限に生かすことができる最新PCに買い換えてもらおうという目論見があるのだ。
一方、新たなPC環境のなかで、新たな製品やサービスを提供していく環境を早期に創出する狙いがあることも見逃せない。
マイクロソフトでは、iOSやAndroid環境に比べて品揃えが遅れているWindowsアプリの存在感を高め、将来の成長へとつなげる方針を掲げながら、最新のアプリやコンテンツを、Windowsストアを通じて販売する仕組みの構築を急いでいる。
これは、まさにアップルが「AppStore」で、グーグルが「Google Play」で成功しているのと同じビジネスモデル。
これを実現するには、最新のWindows 10の環境を広げておくことが前提となる。
新たなOS環境へのシフトは、今後のマイクロソフトのビジネス基盤を作る上で重要なものとなるのだ。
今後の最新機能はWindows 10をベースに提供されることになる。
Windows server 2012 R2 サポート無償アップグレード期間中にアップグレードしてしまっては? ■Windows 7/8ユーザーはWindows 10にアップグレードすべきか? ところで、Windows 10へのアップグレードに迷っている読者もいるだろう。
筆者の個人的な感想だが、現在Windows 8.1を利用しているユーザーであれば、まずはWindows 10に移行してみるのがいい。
操作環境は、Windows 10の方が優れていると感じるからだ。
ただ、Windows 7の環境に慣れているユーザーの場合は、少し慎重さが必要かもしれない。
Windows 7の比較的シンプルな操作環境からだと、Windows 10特有の操作には少し慣れが必要だからだ。
細かいところでの操作に戸惑うことが最初はあるだろう。
だが、いつかは、Windows 7から脱却しなくてはならないということを考えるのであれば、早めに移行し、Windows 10で提供される新たな機能を早い段階から使っておくほうがいいという判断もできる。
それならば、あと2カ月を切ったこの無償期間にアップグレードしておいた方が得策だ。
日本マイクロソフトでは、7月29日を過ぎた後は有償でのアップグレードになると明言しており、無償アップグレードの期間延長はなさそうだ。
また、31日以内であれば、元のOSに戻すこともできる。
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